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2013年9月

2013年9月30日 (月)

軽便祭の出し物です

軽便祭もいよいよ今週末になりました。イベントや展示で参加される方は大忙しの毎日だと拝察いたします。また軽便祭に出店される店舗やメーカーの方も、販売品や記念品の準備に余念のないことと思いますが、NGも慌ただしい日々を送っております。

軽便祭の記念品ですが、NGは「十勝鉄道のキハ1(戦後改造型)」で、これは袋詰めを終えまして現在は説明書を印刷しているところです。

京都のSea lion工房さんの記念品、「さわらの郷の加藤3トン」/「大谷のフルボンネット加藤」のバリキットもNGで代理販売させて頂きます。値段は8,500円と通常製品より安くなっております。
ただし販売数量が少ないため、お一人様1セット限りとさせて頂きます。また記念品の性格上、ご予約はお受けしておりませんので宜しくお願い致します。

Sea lion工房さんのもう一つの新製品、協三3トンキット(iKyosan1)も軽便祭にて同時発売となります。値段は9,500円とこれも特別価格でのご提供です。こちらは通常製品ですので、ご予約を承っております。

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それと今年の軽便祭ではNGにて特別な展示があります。熊本の「PLANET MODEL WORX」さんが完成品の展示をして頂けることになりました。
http://sf.kcn-tv.ne.jp/users/ichikado/

「PLANET MODEL WORX」さんの製品は、工業製品とは対極にある手作りのモデルです。手作りでここまで出来るのかと驚くばかりの緻密さで、機械加工では絶対出せない暖かさと味わいがあります。百聞は一見にしかず、多くの方に手作りの良さを味わって頂くために、軽便祭への展示をお願いしました。「PLANET MODEL WORX」さんの製品をご覧になる機会も少ないと思いますので、どうぞお寄り下さい。

2013年9月26日 (木)

軽便祭記念品あれこれ

いよいよ軽便祭が迫ってきました。NGの記念品はクリクラさんの「レールカー祭」の”便乗”記念品であります「十勝レールカー」ですが、NGのような怪しいものでなく、本物の軽便祭「記念品」を別にご用意しております。

Sea Lion工房さんの「軽便祭記念品」をNGにて代理販売させて頂きます。記念品はHOナローのエッチングキットで、「さわらの郷の加藤3トン」または「大谷のオープンキャブ加藤(内部のディテールレリーフ付き )」の2種類を作り分けることが出来るバリキットです。
詳細はSea Lion工房さんのブログをお読みください。
http://sealionworks.kyotolog.net/Date/20130924/1/

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Sea Lion工房さんのエッチング板は、産業用の精密エッチングを使用した彫りの深いシャープさが特長です。またこれまであまり製品化されていない車種を発掘し、意欲的に次々と製品化しておられます。
今回の記念品はSea Lion工房 iシリーズの通常製品として販売しても何ら遜色ない素晴らしい製品ですが、あえて軽便祭「記念品」として販売され、数量も限定されています。

完売は必須と思われますが、残念ながらお買い求め頂けなかった方は、NGの”便乗”記念品でご勘弁ください。

2013年9月23日 (月)

BVMの新製品で思うこと(2)

昨日の続きです。何故BVMは失速したのでしょうか、また何故BVMは魅力的な製品を開発できなくなったのでしょうか。そこにはガレージキットメーカーが抱える宿命とも言える問題が潜んでいました。

新製品が次々にヒットしたBVMは、ある日突然、代理店制度を止めて直販制度に移行しました。つまりH.P.にカートシステムを採用したのです。販売を代理店に委託していたのは、製品開発と製造に専念するためであったことは昨日書きましたが、唯一の欠点は代理店に安い価格で卸さざるをえないことです。元々単価の安いBVM製品は利益率が低く、いくら売れても収益の改善にはつながらぬばかりか、むしろ忙しいだけになりました。そこで眼を付けたのがカートシステムの採用です。これなら代理店を通さずに販売出来ますし、代金の回収も自動化できますので、手間も掛からないと踏んだわけです。発想自体は間違いではないのですが、これがつまづきの始まりでした。

カートシステムの採用は代理店を排除し、当然代理店の反発を招きますので、BVMは代理店に相談することなく秘密裏に進め、一方的に契約を打ち切りました。絶頂期であったBVMには代理店が無くても売れるという過信や自惚れもあったのでしょう。当然ながら代理店は反発し販売を中止しました。代理店にしてみればこれまでBVMを一生懸命宣伝し、顧客と良好な関係を築いてきたのを一瞬にして奪われたのですから当然でしょう。製造しかしていなかったBVMは、販売には無知だったのです。製品さえ良ければ黙ってても売れると勘違いしたのでしょう。

もう一つの問題も生じました。カートシステムの採用が裏目に出たのです。これまでは自分のペースで商品を作り、代理店にまとめて卸していたので、自由に作業出来たのですが、カートシステムではあらゆる商品を少しづつ揃えておかなければなりません。このブログでも前に書きましたが、レジンキットは少数生産には向いていないのです。
またカートシステムでは顧客が先払いで代金を払い込んでしまいますが、そこから生産を始めても早くて数週間掛かります。カートシステムは、BVMの都合に関係なく、世界中からじゃんじゃん少量の注文が入りますので、たちまち製造が間に合わなくなり、大幅な遅延を招きました。
注文から数か月の遅れはざらで、酷いときは半年から1年も待たされます。ここで顧客もBVMから離れてしまいました。代理店も顧客も離れたBVMはたちまち販売不振に陥りました。

自分で招いた失敗とはいえ、絶頂期から奈落の底へ転落したBVMのDallasさんは身体に変調をきたし、またご家族のご不幸も重なって、BVMは休止状態に陥りました。新製品開発どころかレジンキャストもする気にならなかったようです。こんな状態が数年続き、半年前くらいにやっと復活宣言が出ました。長いトンネルを抜けて立ち直れたようです。最近の新製品発表はそのような思いもあって二重に嬉しいのです。

BVMの教訓は色々あると思いますが、一時の成功で自惚れないこと、新しいシステム(カート)を過信しないこと、代理店や顧客を大事にすること、何でも相談できる仲間を作ること、などではないかと思います。一人で何でもやっていたガレージキットメーカーが大手に脱皮するときに必ず突き当たる問題です。そこをうまく抜けられたら成功します。大手を目指すガレージキットメーカーさんは他山の石としてください。

BVMの話は多少憶測の面もありますので、話半分で聞いて頂きたいのですが、NGの恩人のDallasさんの完全復活を願ってやみません。

2013年9月22日 (日)

BVMの新製品で思うこと

Oナローのボルダーバレーモデル(Boulder Valley Models:BVM)から直接購入された方には、BVM新製品のご案内のDMが届いた方もおられると思います。
Moin Moinさんのブログでもご紹介していただきましたが、18フィートのローサイドゴンドラ貨車が発表になりました。製品自体は特長的な点も見られませんが、BVMの久々の新製品ですので朗報には間違いありません。BVMの製品はBVMのH.P.でカートで購入できますが、海外製品の直接購入に自信のない方はお取り寄せ致しますので、ご連絡ください。http://bouldervalleymodels.com/

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さていい機会ですのでBVMについて触れておきたいと思います。そもそもBVMとNGは浅からぬ縁があります。
かってNGはBVMの日本代理店をしておりました。そこから発展して現在の海外ナロー製品を販売する店になるのですが、出発点はBVMの代理店です。BVMが無ければNGも無かったといっても過言でないと思います。

小さなガレージショップで手作りのレジンキットを製造していたBVMは非常に個性的なショップでした。そのキットに惚れ込み、キットを改造してちょくちょくBVMに投稿しているうちにBVMオーナーのDallasさんと親しくなりました。やがて日本代理店を開設する運びになり、NGをオープンしました。最初のNGはBVMの専門店でスタートしましたが、NGが今でもレジンキットにこだわるのはBVMの影響です。

当時BVMは代理店方式で販売しておりまして、直接販売はしていなかったのですが、これはBVMが製品開発と製造に傾注するためでした。製造と販売を分けたわけですが、Dallasさんが全て一人でやっておられたので、手間のかかる販売まで手が回らなかったためと思います。
順調にヒット商品を開発し続けたことから、ナロー業界の「キャスティング・キング」の称号まで与えられたDallasさんは絶頂期を迎えるわけですが、そこからBVMの衰亡が始まりました。思いもつかぬガレージキットメーカーならではの根本的な問題が潜んでいたわけです。
長くなりますので、その続きは明日のこころだ・・・・・。

2013年9月20日 (金)

レジンキットの再生産

苫小牧軽便鉄道の客車を再生産しました。先日の雨宮軽便客車と一緒に作りました。もちろん軽便祭も近いので欠品商品を補充しておく意味もありますが、レジンキットならではの問題もあります。

エッチングキットでしたら、原図のフィルムが残っておれば何個でも自由に製造できますが、レジンキットではそうもいきません。ホワイトメタルの複製も同じですが、レジンキットはゴム型を使います。このゴム型には寿命がありまして、小さなものでも50-60回の複製が限度です。従って一回のキット数は必然的に50-60個になります。再生産するとなるとゴム型から新調せねばなりませんが、ゴム型の原料も値上がりになっているそうで、出来るだけまとめて効率よく作ります。

今回は苫小牧の軽便客車と雨宮の軽便客車を一緒に作る必要がありまして助かりましたが、タイミングが悪いと、他のものを再生産するまで待つことがあります。
言い訳のようになりましたが、レジンキットの再生産にはタイミングが大事ですね。

2013年9月17日 (火)

雨宮丙型客車、そんなのあったかな?

雨宮の甲型・乙型客車を再生産しました。この客車は雨宮製作所の前身の大日本軌道鉄工部で製造されたもので、大日本軌道の各支線や地方軽便鉄道で広く使用されました。大正ロマンを色濃く反映したアールデコ調の優美な客車で、この時代を代表する傑作車両と言っても過言ではないと思います。

雨宮客車には甲型と乙型がありまして、甲型は全長8m、34人乗り、乙型は全長6m、26人乗りの小さなボギー客車です。また乙型は仮想の南部軽便鉄道の客車のモデルとしても知られていますね。
http://homepage2.nifty.com/narrow-garage/NG-AMO.html

甲型、乙型があれば丙型があってもいいかと思いまして、試しに設計してみたのが下の全長4mの2軸客車です。乙型を更にショーティにして2軸客車にでっち上げてみたものです。
下回りはPECOの2軸貨車用を使用する設計なので細かくは仕上げていませんが、大体の雰囲気は分かると思います。

結果はボツでした。残念ながら、この優雅な客車にショーティは似合わないようです。いくら自由形とはいえ、オリジナルをそのまま縮めただけではデザイン的に破たんしますね。Bトレショーティが酷く漫画チックであるように、何でも縮めればいいというものではありません。
雨宮の客車には2軸のものもありますが、九十九里鉄道の木造客車のような簡素なものが多かったようですし、この優雅な客車にはミスマッチのようです。

そんな訳で残念ながら丙型客車は取りやめました。どうしても丙型をご希望の方がおられましたら、乙型客車をご自分で切り詰めて作ってみてください。もっとも、そんな物好きな方はおられないと思いますが・・・。

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2013年9月15日 (日)

レールカーとは何ぞや

クリッターズクラブ(クリクラ)さんの軽便祭のお題が「レールカー祭」に決まってから「レールカーとは何ぞや?」とあらためて考えさせられます。
クリクラさんのH.P.ではレールカーの定義についてかなりご苦労され、「単端式もしくは小型の動車」とされたようですし、みのるさんのH.P.でも定義が明確にされるまでお悩みだった様子が伺われます。

レールカーという言葉が、レール(Rail) + カー(Car:自動車)の連想から、レール上を走る自動車のような改造車両と思いがちですが、レール(Rail) + カー(Car:車両)と捉えると、レール上を単独で自走する小型動車の総称と考えられます。
ここで貨車や客車の牽引を目的とする小型機関車(クリッター)は動車ではなく動力車ですのでレールカーからは除きます。クリクラさんがクリッターを除く祭りを開催するのもおかしな話ですが、クリクラさんの守備範囲にはレールカーも入っているのでしょう。

クリクラさんの今年の企画がレールカーになりそうなことは、かなり前から聞いておりましたが、やはりレールカーの定義がネックで記念品作りも躊躇しておりました。ちなみにNGもレールカーの定義にはこれまで散々悩まされておりまして、例えば、Railcar, Railbus, Railtruck, Speeder, Inspection Car, Motor Car, Crew Car, Gallopinng Goose などなど様々なものがありますので、これらはまとめてレールカーと呼ぶことにしています。結果的にクリクラさんのレールカーの定義に合致しますので良かったです。
http://homepage2.nifty.com/narrow-garage/Railcar.html

十勝のキハ1はNGの定義では間違いなくレールカーなのですが、クリクラさんの定義が不明のため公表は控えておりました。製造に入る段階で便乗記念品としましたが、万一クリクラさんのお題がレールカー以外になったり、レールカーの定義が単端などを除くとなったら、別の名前の記念品にして販売しようと思っておりました。今なら「東京オリンピック開催決定記念」とでもしましょうか。

そうそうクリクラさんのレール祭には一般参加の方の会場持ち込みも受け付けるようですので、この際NGで販売している各種レールカーを購入され参加されてはいかがですか・・・。

2013年9月13日 (金)

台紙をどうしよう

軽便祭のクリクラさんの今年のお題が「レールカー祭」に無事決まって一安心です。若干フライング気味でしたが、我が「十勝レールカー」もこれで何とか軽便祭"便乗"記念品になりました。
冗談はさておき、通常の販売品と違って、祭りの記念品作りは楽しいですね。パーティでお客様にお配りするお土産を準備しているようで、なんとなくワクワクします。仕事はいつもこんな感じならいいのですが、変ですね。

さて今回の記念品は箱をやめてビニール袋にしたのですが、台紙をどうしようか考えました。両面白色の厚板段ボール紙を使います。最初は自分で段ボール紙を買ってきてカッターで切断しようかと思ったのですが、大量では面倒で、綺麗にカットできる自信もなくなりまして、結局は特注で作ってもらいました。世間にはいろいろなご商売があるもので、台紙の専門店があることを初めて知りました。

チャック付ビニール袋は各種を大量に持っていましたので、これを流用することにします。エッチング板や小部品が揃えばいよいよ楽しい袋詰めです。おっと組立説明書も作らないといけませんね。

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2013年9月11日 (水)

箱をどうしよう

軽便祭まであと1ヶ月を切り、記念品の準備を進めています。既述の通り記念品は十勝のレールカーに決めておりまして、量産エッチング板も思いのほか早く出来上がりそうです。十勝のエッチング板は100×180mmの一枚板で作ったのですが、これをどうやってキット組みするかを考えています。

これまでのNG製品は、丈夫な四角い紙箱に入れています。これはキット部品の保護もさることながら、完成した車体の保存箱にもなるようにしています。今回もこのエッチング板の入る大きさの紙箱を注文しました。紙箱は大量に届きましたが結構厚みがありまして、沢山記念品を作るとなると、かなり嵩張りそうです。

通販で単品を販売するには全く問題ないのですが、軽便祭で大量に販売するとなると(全く売れないかもしれませんが・・・)、会場に大量に持ち込むだけで大変です。もちろん記念品だけを販売するのでもなく、他の品物も運び込みますので結構な量になります。車で持っていけばいいのですが、軽便祭の後は銀座軽便倶楽部の反省会が待っていますので、これもダメです。電車で運ぶとなると、いかにして持ち込み品の体積を減らすかが重要になります。

結局のところ、記念品は嵩張らないようにビニールパック詰めにしようと思っています。これなら厚さは1/5くらいですみそうです。軽便祭の公式記念品も毎回ビニール詰めですので、これでいいかなと思っています。
紙箱も結構値段がしますし、その分記念品を安くできる面もありますので、これでご容赦ください。


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2013年9月 8日 (日)

このポーターは走りも良さそうです

ポーター・サドルタンク0-4-0ですが、海外某社はどこか分かりましたよね。米国のSEARAILSです。SEARAILSと言うより6.5mmの超小型パワトラ、PowerMAX!の製造元と言ったほうが分かりやすいでしょうか。

このSEARAILSは面白い会社で、建築模型や自動車模型なども販売しておりまして鉄道模型が専門ではありませんが、PowerMAX!を開発してからはPowerMAX!を使ったロコやレールカーをどんどん発売しています。さらに最近はPowerMAX!を使わないロコも独自に開発しており、まだ発表はしておりませんが、魅力的なロコの開発が目白押しで、これからも嬉しい話題を提供してくれそうです。

さてこのポーター・サドルタンクですが、昨年のシアトルで開催されたNNGCで展示されていたそうですので、もしかしたら行かれた方はご覧になっていたのかもしれませんね。

走行ぶりを撮影したビデオがありますので、ご覧になってください。発売が楽しみですね。
http://www.youtube.com/watch?v=-418AvNFesA

2013年9月 7日 (土)

ポーターの新製品が出そうです

間もなく海外某社からポーターの0-4-0 サドルタンクが発売になるようです。ゲージは6.5mmで、何と3種類のスケール(Z, Nn3, HOn2)のものを発売するそうですので驚異的な話です。写真はNn3のものですが、細部も作り込まれロッド類もしっかりと動きます。

突然写真が送られて来たのですが、某社がSLを開発中しており、候補車種は聞いておりましたが、まず最初にポーターを製品化したとは驚きでした。
そうそう、更にサプライズですが、同じポーターで何とOn2のものも開発中とか、これが出来れば日本のOn2ファンの方には朗報だと思います。On2って製品が少ないんですよね。

しかしZからOn2まで同じ車種を作る会社なんて、今時ないんじゃあないかと思います。凄いような呆れるような気分ですが、CADでスケールを変えるだけで何でも出来るのでしょうか。どれが一番売れるか気になりますね。

ところで某社てどこかって? NGが代理店をしているところですから、すぐに分かりますよね。ヒントは「ナローガレージ掲示板」を見てください。


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2013年9月 5日 (木)

そもそも何でエッチング?

まーくんから正解が付きました。そーなんです。折角3Dで作っていながら、わざわざ2Dのエッチング板で作ったのかが、おかしな点なのです。3Dソフトで作ったものはそのまま3Dプリンターに掛ければ一丁上がりなので、わざわざエッチング板を作る必要もないのです。何故そうしたのか、もちろん理由はあります。

そもそもNGではこれまで機関車は除いて、客車・電車などの箱ものキットはすべて3Dプリンターで作っていました。これは複雑な形状のものも容易にできますが、平面的なものはエッチング板で作ったほうが優れている場合があります。

外注でエッチング板を作るためにエッチング原図を書かれた経験のある方もおられると思いますが、これが難物です。原図を書くためにはJWCADなどの2DCADか、コーレルドロー、イラストレーターなどのドローソフトを使われるのが一般的ですが、表面と裏面の寸法がずれたり、穴が抜けていなかったりと、試作エッチング板は散々な目に会うのが関の山です。
これを修正するために再試作を繰り返すのですが、そのたびにウン万円が飛んでいきますし、失敗を繰り返すと自己嫌悪に陥ることもあり、エッチング板は2度と作らないぞとうそぶくこともしばしばです。

北のほうにお住まいの御大が、エッチング原図を自由に書ける人を尊敬するとか言っておられましたが、その通りだと思います。立体物を頭で考えて平面で作るのですから小生のような凡人には難しいのでしょう。毎月大量にエッチング新製品を発売するA社の若社長は優れた才能の持ち主なのでしょうね。

そんなこともありまして、エッチング板から暫く遠のいていたのですが、ある時簡単なことに気付きました。考えてみればエッチング板も厚みは薄いものの立体物に変わりはなく、それなら3Dソフトでも作れるはずです。ならば3Dソフトでエッチング原図を作ろうと思い立ちまして、試行錯誤のうえ作りましたのが今回のエッチング板です。

3Dソフトでエッチング原図を作るメリットは、一本のソフトで3D造形物もエッチング板もすべて出来ることで設計が楽になります。また組立時の形状を立体的に確認できることから、寸法間違いなどが少ないことです。さらに言えばエッチング板の試作回数も大幅に減らせますので、余計なストレスや試作費用も減ります。精神的にもいいですね。

苦手のエッチング原図作りを克服できたことから、これからはどんどんエッチング板の製品を出しましょうか。

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2013年9月 4日 (水)

試作品ですが、何か変ですね。

前回のコメントの最後に、これを作ったのには他にも理由があると書きました。
3Dの完成予想図と試作の写真を見比べて、何か変だなと感じませんでしたか。
もちろん試作品では手すりが付いていないとか、カプラーが無いとかの、クイズの間違い探しではありません。
頭の体操ですので少し考えてみてください。正解者に記念品(は出ません)。

既に3Dの模型作りをされている方には、ピンとくる方もおられると思います。

2013年9月 2日 (月)

記念品の試作

十勝鉄道キハ1の試作エッチング板を組んでみました。組立は特に問題ありませんでしたので、これからエッチング板の量産に入ります。軽便祭にはまだ1ヶ月もありますので、余裕で出来そうです。

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キットにはホワイトメタル製のガラベンとヘッドライト、レジン製の屋根が付属します。カプラーはお好みのものをご自分で付けて頂くことになりますので入ってはいません。実車は朝顔型カプラーですが、この非力なレールカーでは単行運転が多かったのではないかと思いますので、カプラーはダミーでもよろしいかと思います。

さてこの十勝を作ったのには他の理由があります。その話はまた別途。

2013年9月 1日 (日)

軽便祭の記念品

9月に入り軽便祭が迫ってきました。そろそろ祭りの準備に入ります。
昨年の軽便祭ではクリッターズクラブさんの協賛でダージリンの客車セットを発売しましたが、今年は特に要請もありませんので、勝手に記念品を用意しています。

クリクラさんも今年はレールカーがテーマとか、それに合わせたわけではないのですが、面白そうなレールカーがありましたので作っています。

まず余り見慣れないレールカーだと思います。湯口さんの「内燃動車発達史」にあります十勝鉄道キハ1で、その戦後改造型です。元は木製代燃単端式車だったのですが、戦後に代燃装置を取り払い、車体を延長して両運転台に改造したものです。
つまり単端からレールカーになった珍車です。

車体は真鍮エッチング板、屋根はレジン、動力はバンダイのBトレ用動力ユニットを使います。下は完成予想図です。写真ではありません。3Dで設計しレンダリングしてあります。実車の色は分かりませんので、少し派手に塗ってみましたがどうでしょうか。色も簡単にシミュレートできるのが3Dのいいところですね。

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新しいブログを作りました

ナローガレージ掲示板と並行してこのブログを作りました。
掲示板は製品紹介などの公式ページ、こちらは日々の業務やトピックスが中心です。
ナローモデルファンの皆様、よろしくお願い致します。

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