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2013年10月

2013年10月31日 (木)

蒸機を作ろう(3)

スケールが決まったところで、候補車種を選びます。
HOバックマンC型サイドタンク機を下回りに使う計画ですので上回りには制約があります。
主な条件を列記しますと、

1.762mmゲージの軽便蒸機であること。
2.軸配置0-6-0 のC型タンク機であること。
3.動輪直径は600mm前後であること。
4.大きなサイドタンクを有すること。
5.ワルシャート式弁装置であること。

これらの条件は、出来るだけHOバックマンC型サイドタンク機に手を加えず、そのまま使おうという魂胆からです。特にこのバックマンの下回りには、中央にモーターとPCボード用の金属ブロックがありまして、これを加工するのは困難です。従ってこれを隠すには大きなサイドタンクが必要になります。サドルタンクではうまく隠せません。

これらの条件に合いそうな軽便蒸機を探しますが、まずは高井薫平さんの「小型蒸機機関車全記録」東日本編、西日本編から、写真を見ながら合いそうなものを探します。見合い写真というか採用の書類選考というか目移りがしますが、楽しいですね。
余談ですが、この本の写真には軸配置や弁装置の他に動輪直径も記載されていますので、蒸機の車種選びには大変重宝します。出来ましたら「小型内燃機関車全記録」というのも発売していただけると嬉しいです。

まずは候補に下記を選びました。
十勝鉄道 コッペル6号
丸瀬布 雨宮21号
十和田鉄道 雨宮Cタンク
十和田鉄道 コッペルCタンク
栗原鉄道 雨宮4号
仙北鉄道 ポーターCタンク
尾小屋 雨宮2号
木曽森林 ポーター6号
赤穂鉄道 コッペル4号
井笠鉄道 立山重工業10号
南大東島製糖専用鉄道 雨宮2号

他にもいろいろありそうですが、やはりコッペルCタンク、ポーターCタンク、雨宮Cタンクからになりそうです。

2013年10月29日 (火)

蒸機を作ろう(2)

模型を作るうえで考慮すべきことの一つにスケールがあります。世界のナロー界においては千差万別、何でもありの状況で、一向に収束する気配もありません。国内のHOナローは16番由来の1/80とHOeの1/87に大別されますが、1/87が実質的にデフォルトスタンダードになっているようです。

問題はOナローなのですが、ゲージは16.5mmとして何分の一で作るのか迷います。これが決まらないと次に進めません。ゲージ論を展開するつもりはありませんし、それほど詳しくもありませんが、毎回悩みつつ最後は適当に決めています。

もちろん国内のOナローも0番ベースの1/45とOn30の1/48が混在してまして、主流は1/48であることも承知しております。しかし海外では、英国の7mmスケールの1/43.5や、フランス・ドイツなどの欧州のOe、1/45がありまして、米国の1/4インチスケール、1/48とともに3種類のスケールが混在しているのが実情です。これは車両のサイズや線路幅が異なるものを同じゲージで走らせるためにこうなったのでしょうが、NMRA規格の1/48は世界では通用しないようです。

国内だけを考えれば1/48で良いのでしょうが、NGは海外向けのOナローキットを作っていますし、これまでに集めた海外のOナロー製品と違和感なく混在させるためにもスケール選びが大事です。
一応国内および米国ものは1/48 (On30)、英国を含む欧州ものは1/45 (Oe)で作るようにしていますが、これとて原則に過ぎず、工作の都合上スケールには多少眼をつぶって作っています。

長々と書いてしまいましたが、今回はHOバックマンCタンクを使って、味噌汁軽便のCタンクを作ろうと思いますので1/48にします。将来、海外向けのキットを作るときはその時に考えましょう。英国のバックウッズ・ミニチャーもスケールには苦労しているようで、車種により1/43.5~1/48をうまく使い分けているようです。

スケールが決まれば候補の軽便蒸機を選ぶことができます。HOバックマンCタンクは動輪径が12.6mm、第一動輪から第三動輪までの軸距離が35mmですので、これを48倍して、動輪径が600mm、軸距離が1,680mmのものを探します。
市販車両を改造するフリーランスになりますので、そこそこ近いものを候補にします。
そんな都合のいいものがあるかな~。

2013年10月27日 (日)

蒸機を作ろう

今日は古典蒸機モデラーの集会があるとか。このグループに入っておりませんのでご案内もありませんが、仙台のKさんや新潟のよったんなど、銀座軽便倶楽部の面々も各地から続々と上京されるようです。
グループに入りたいとは思っておりましたが、考えてみますと私のモデルは内燃動車や気動車ばかりで、煙を吐くものを全然作っていませんでした。これでは会に入れてもらえそうもないので遠目でみておりましたが、お友達も多く入会されておられるようですので、そろそろ蒸機も作らねばいけなくなりそうです。

大昔は鉄道省の古典蒸機などを作っていた時期もあるのですが、ナローに転向してからはさっぱりです。きっかけが無かっただけで、これからは少しづつ蒸機も作ろうかと思っています。もっとも蒸機の場合は、部品数の多さや工作精度など内燃機関車とは違う技術や組み方が要求されますので、今や素人同然の身ではいきなりスクラッチも出来ませんので、いきおい市販車両の改造によるキットバッシュになります。

そんなわけで、出来上がったものをキットにして売るなどの大それた気持ちもありません。リハビリも兼ねてますので、うまく出来れば考えますが期待はしないでください。

さて何を作るかですが、その前にHOナローかOナローかを決めなければなりません。自分のキットはHOナローが多いのですが、家では専らOナローを作っておりますし、今回もOナローでいきたいと思います。それには訳があります。バックマンのHO C型サイドタンクが発売されまして、これを下回りに使いたいと思います。新型Cタンクは軽便祭前に1両仕込んでおきました。

ご承知の通り、前のバックマンCタンクはサドルタンクで、メインロッドが第3動輪に掛かる、アメリカンタイプのロコでした。それでもこの下回りを利用して、トーマさんの苫小牧ポーターテンダーとか、Uエンさんの仙北ポーターなどを作られておりますし、私のOナローの師匠のK泉さんも2種類のフリーランスCタンクを発表されておられます。これらはいずれも旧型のバックマン・サドルタンクを使われていますが、新型は第2動輪に掛かり、形態が国内の蒸機に似ていますので、これからますます新型を使って、他の方も作られるのではないでしょうか。

何を作るかはこれから考えるとして、まずは下回りの採寸から始めます。一回作っておけば上回りの設計用に何度でも利用できますので、使えそうな下回りは出来るだけ採寸してデータを残すようにしています。新型CタンクではDCCデコダーが標準装備となりまして、モーターマウント部も旧型とは異なり大きくなっています。
採寸では全体形状やネジ穴の位置などが大事で、動輪の綸芯やロッド類は上回りの設計とは関係ありませんので省略します。まずは下回りの3Dデータを作りましたので、これからこれに合う上回りを考えましょう。何がいいかな・・・。

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2013年10月19日 (土)

新グマインダーの詳細です

ミニトレインズ(MinitrainS)に、緑色と黄色のグマインダーDLが追加になることはご紹介しましたが、昨日ミニトレインズのホームページに詳細が掲載されました。
http://minitrains.eu/e/minitrainse2.html

DL単品の値段は、前と同じ89.90ユーロです。トレインセットは129.00ユーロと10ユーロほど高くなりますが、貨車の組み合わせが前のセットとは異なります。下の写真の通り、2種類のセットになります。

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注目の白いKARLSBERGのロゴ入り「ビール貨車」は、緑色のセットだけに入るようです。もちろん単品でも発売されます(16.90ユーロ)。

発売時期は11月の第1週ですが、今回は限定販売で数量も限られていますので、こちらには入ってきません。本格的に生産に入り入荷するのは年末か年明けではないかと思います。
それと、もう一つの目玉のアメリカンタイプのテンダー蒸機とダブルルーフ客車は、まだ詳細が決まっておりませんので、分かり次第お知らせします。

2013年10月18日 (金)

Oナローの隆盛

このブログをご覧になっておられる方には直接は関係ないのですが、弊店の英文サイト「ナロージャパン」を暫くぶりに更新しました。全てではありませんが、国内のOナロー製品を多く載せていますので、カタログ代わりにご覧いただければ幸いです。
http://www.narrow-japan.com/

「ナロージャパン」をご存じない方のために一言解説しますと、弊店の「ナローガレージ」は前にBVMのところで書きましたが、元々は海外のOナロー製品を輸入し、国内に販売するサイトでした。一方「ナロージャパン」はその逆で、国内のOナロー製品を海外に販売するサイトです。

どちらもOナローのサイトだったのですが、「ナローガレージ」はその後Oナローのみならず、内外のあらゆるスケールのキットを取り扱うようになりまして、訳が分からなくなりましたが、「ナロージャパン」は依然としてOナローのみを扱うサイトです。

あらためて「ナロージャパン」を見てみますと、日本のOナロー製品も急速に発展し、海外にも引けを取らないと思うまでになりました。昔は珊瑚さんかオレカンさんくらいしかOナローは無かったのを思うと、感無量です。

今の「ナロージャパン」が国内のすべてのOナロー製品を網羅しているわけではありませんし、これからも取扱い品目を増やして海外のナローファンに日本のOナロー製品を紹介していきたいと思います。

海外からはHOナローやNナローも「ナロージャパン」で販売してくれと、時々リクエストが来るのですが、現状は手一杯で、とてもそこまで回りません。余裕が出来れば「ナロージャパン」を拡大して、全てのナロー製品の輸出を取り扱ってももいいのですが、下手をすると寝る時間が無くなりそうなので躊躇しています。

2013年10月14日 (月)

ミニトレインズの新製品(2)

ミニトレインズのグマンダーDLはこれまで赤・青・シルバーの3種類の塗装がありましたが、新たに緑と黄色の2種類が加わりまして、未塗装組立キットも加えると合計6種類になります。
いささか作り過ぎのような気もしますが、選ぶ楽しみが増えますね。特に今回追加になります緑のバージョン(下回りは赤色)は、エガーバーンのオリジナル1号機と同じ塗装で、これが一番人気になりそうな気がします。

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オリジナル・エガーバーン1号機
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それともう一両、白色の貨車が追加になります。従来のものは茶色でしたが、今回のものはビール会社のKarlsbergのロゴが入ったビール運搬車です。最初にビール運搬車を作るあたりはいかにもドイツらしいですね。

2013年10月11日 (金)

ミニトレインズのダブルルーフ客車

ミニトレインズの新製品でテンダーロコとダブルルーフ客車が登場するとお知らせしました。
テンダーロコにつきましては今回が新登場で何の情報も持っておりませんが、ダブルルーフ客車につきましては約1年前に図面が発表されておりまして、いつ発売されるのか期待をしておりました。
これがその中の合造客車です。アメリカンスタイルのダブルルーフ、オープンデッキの木造車です。他にも客車や荷物車など数種類があるようです。

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カプラーは台車マウントのフックタイプですが、ケーディタイプに交換すればHOナロー用の客車として広く使えそうです。米国での販売をターゲットにしているならば、ユーザーからカプラーをケーディに換装せよとの要望が出てくると思います。ケーディ付の台車に交換できれば簡単ですね。
シングルルーフに改造すれば、苫小牧軽便の客車や南部軽便鉄道などにも使えそうです。

2013年10月10日 (木)

ミニトレインズの新製品情報

軽便祭の最中に、ある方よりミニトレインズの新製品が出るらしいとの情報を戴きました。
恥ずかしながらNGはミニトレインズの日本総代理店を仰せつかっておりますが、そのような情報はミニトレインズから全くなく半信半疑でしたが、やはり出るようでビックリです。

言い訳になりますが、ドイツのミニトレインズの社長は、8月末から夏休みと旅行とかで1ケ月ほどおりませんでしたし、こちらも軽便祭の準備で多忙のため、コンタクトしておりませんでした。どうやらその間にイギリスに行って発表したようです。

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新製品はアメリカンタイプのテンダーロコとダブルルーフのボギー客車数両です。
今回の製品は従来の欧州タイプから一転してアメリカンタイプになりました。ご承知の通り、ミニトレインズのポーターやプリムスなどを製造販売しておりました米国のBig City Hobbies(BCH)がミニトレインズから撤退しまして、その穴を埋めるべくドイツ・ミニトレインズがアメリカンタイプの製品を独自に製造販売する必要に迫られておりました。
ダブルルーフの客車はともかく、このテンダー蒸機は如何でしょうか。ポーター似の可愛いロコだと思います。

今年のクリスマス商戦で発売予定だそうですが、テンダーロコ+客車数両+線路+コントローラが入ったトレインセットも用意しているそうです。もちろん単品でも発売するそうです。
また詳しい情報が入ればお知らせしますが楽しみですね。

2013年10月 8日 (火)

後の祭り

軽便祭も盛況裏に無事終了致しました。ご来場頂きましたお客様はもとより、精力的に活動していただきました軽便祭のスタッフの皆様にも厚く御礼申し上げます。

軽便祭の会場から荷物を宅配便でお願いしたのですが今日届くと思います。それまでは開店休業状態ですので、その間に皆様の軽便祭のブログを読ませて頂いておりますが、改めてその凄さに見入っております。解説入りの鮮明な写真をじっくり拝見しますと、驚きと感心するばかりで言葉にもなりません。もっとじっくりと見ておけばよかったと後悔しておりますが、祭りの後ならぬ「後の祭り」です。

今年の軽便祭の出店では、鉄研の後輩の学生アルバイトを雇いました。昨年はゆっくり見られなかったので、今年は店番をしてもらって軽便祭を見て回ろうと思ったのですが、アルバイト君は詳しいお客様には太刀打ちできず、結局はあまり会場を回れませんでした。それでも昨年よりは多く見られたと思いますが、ただ流して見ていただけのようです。

軽便祭終了後、出店者の多くの方は車で荷物を搬出されますが、我々は宅配便です。これはその後に銀座軽便倶楽部の反省会があるためです。今年は仙台のKさんやご常連のMさん(前夜祭の軽便蒸機の講演でお疲れの様子)はご欠席でしたが、会長や銀座のマネージャーさん、アルバイト君も参加して賑やかな反省会(もとい飲み会)でした。いずれ「よったんのブログ」にでも料理だけは載るかもしれませんが、軽便祭は祭りの後も楽しめますね。

2013年10月 3日 (木)

軽便祭記念品が揃いました

軽便祭まで残り僅かになりました。NGのクリクラ「レールカー祭」、便乗記念品「十勝キハ1レールカー」キットもご用意ができましたので、皆様のお越しをお待ちしております。
車体は真鍮エッチング板、レジン製の屋根にヘッドライト・ベンチレター等のホワイトメタルパーツが付きます。動力はバンダイのBトレショーティ機関車用です。「十勝キハ1レールカー」キットの価格は4,000円です。

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Sea lion工房さんの軽便祭記念品も届いております。「さわらの郷の加藤」か「大谷鉱山フード付き加藤」を選んで作れるバリキットです。動力はKatoの富山ライトレールの動力台車(9mm)か、超小型パワトラPowerMAX!(6.5mm)を使います。Sea lion工房さんの記念品は8,500円です。

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また他にもSea lion工房さんから軽便祭のための放出品がございますので、こちらもよろしくお願い致します。詳細はSea lion工房さんのブログをご覧ください。
http://sealionworks.kyotolog.net/Date/20131002/1/

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