« Oナローの魅力 | トップページ | 後の祭りにならぬよう »

2014年10月13日 (月)

Oナローの魅力(2)

折角の3連休も大型台風の列島縦断で台無しになりました。モミジ狩りや運動会など行楽に絶好の季節なのですが、こればかりはどうにもなりません。
そもそも体育の日(10月10日)は気象学の特異日で統計的に晴れが一番多い日だと聞いておりました。丁度50年前の東京オリンピックの開会式の日は素晴らしい秋日和で、大空にブルーインパルスが描く五輪の輪がくっきりと見えたことを今でも鮮明に覚えています。昔は10月に台風が来ることなど無かったように思うのですが、異常気象が日本の季節感も変えてしまったようです。

閑話休題、BVMとバックウッズ・ミニチャーズの話に戻ります。いずれも米欧を代表するOナローガレージキットメーカーですが、多くの共通点があります。①少量生産であること、②レジンキットであること、③動力は既製品を流用することなどです。
このうち、レジンキットであることが最大の特徴と思います。もちろんバックウッズのキットの中には真鍮エッチング板のものもありますが、最近の製品はすべてレジンキットです。

では何故レジンキットなのかですが、まずOナローでは板厚が違います。分厚いのです。
エッチング板では2枚重ねてもHOナローの板厚と変わりません。レジンキットでは1mm以上の肉厚がありますので重量感が出せるのです。このどっしりとした重量感がOナローの最大の魅力ではないかと思います。

次に重量の問題です。重量感があると書きましたが重量があり過ぎても困ります。例えばレジンを使わずにホワイトメタルで作った場合、Oスケールでは重すぎて満足に走らないことがあります。非力な既製品の動力を使う場合にはなおさらです。真鍮ロストワックスで作ることも考えられますが、完成品の歩留まりやコストを考えると現実的ではないと思います。現状ではレジンキットで重量を軽減し、必要なら補重するのがもっとも合理的と思われます。

それと、これはOナローに限ったことではないのですが、レジンキットの特徴に加工のしやすさがあります。組み立てやすいことも長所ではありますが、そのことではありません。
BVMとバックウッズ・ミニチャーズのモデルは殆どがフリーランスモデルです。それ故、作る側も思い思いに改造し、あるいはアクセサリーを取り付けて、オリジナルのモデル作りを楽しみます。所謂キットバッシュですが、欧米ではオリジナリティの高いモデルほど評価されるようで、同じキットでも十人十色のモデルが出来上がります。従って簡単に改造できるキットが好まれる傾向があるようです。

一方わが国では逆にオリジナルモデルは下に見られ、精密なスケールモデルが好まれる傾向があるようです。精密で実物に近いほど良いとされ、結果的にだれが作っても全く同じ形態のモデルが並ぶことになります。
国民性の違いがあるのでしょうが、皆が同じものを作るなら真鍮エッチングキットを量産するほうが向いています。レジンキットは大量生産には向きません。

台風に始まって長々と述べましたが、要はガレージキットにはエッチングよりレジンのほうが向いているのではないかという話です。さて能書きはこのくらいにして、午後は手を動かしましょうか。台風はまだまだ通り過ぎないようです。

« Oナローの魅力 | トップページ | 後の祭りにならぬよう »

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/577529/60470417

この記事へのトラックバック一覧です: Oナローの魅力(2):

« Oナローの魅力 | トップページ | 後の祭りにならぬよう »