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2018年8月

2018年8月27日 (月)

Sea Lion 工房の新製品

次の軽便祭に、Sea Lion 工房が久しぶりの新製品を発売することになりました。
病気療養中のため、最近は新製品もなく寂しく思っておりましたが、極細密キットを作り続ける意欲は全く衰えることもないようで安心いたしました。

軽便祭にて発売予定の製品はニチユのバテロコです。総ロストで、バッテリーカバーが開き、中のバッテリーまで細密に作られています。後部の椅子は跳ね上げ式で実際に動きます。
この小さなロコをHOe 6.5mmゲージで作られ、専用の新動力ユニット、マイクロシャーシ2まで開発されています。恐らくこれ以上の精密なロコは今後も出現しないと思います。

R0012300

写真の右のロコは仁鮒の加藤3トンです。
こちらも総ロストの意欲作です。軽便祭では見本展示を致しまして、次に発売予定です。

軽便祭でのニチユ・バテロコの販売ですが、極少数(10数セットの予定)のため、ご予約はお受けいたしません。
先着順になりますが、お一人様一台にてお願い致します。
売れ残れば通販いたしますが、まず完売するのではないかと思います。

またどうしても軽便祭に参加されない方は直接Sea Lion 工房にご相談ください。ただし少数生産のため、ご要望にお応えできないかもしれません。

2018年8月25日 (土)

M0.25のギヤのこと

弊店がM0.25のギヤシステムを生産していることはご承知のことと思います。ダルマヤさんが廃業されこのギヤが枯渇したために困っておられるモデラーも多いとお聞きし、少しでもお役に立てればと思った次第です。

先日のJAMでは追加生産分のギヤを含めて試験販売を致しました。ご意見やご要望も承りましたので、更に充実していくつもりでおります。追加生産分は来週から通販で販売致します。また模型屋さんの店頭でもお買い上げできるように多くの模型屋さんにお納めしたいと思っております。

ところで、当ギヤのウオームホイールについて、コンノさんのブログで興味深い内容が取り上げられていました。そこで少し補足説明をさせて頂きたいと思います。長くなりますので興味のない方は読み飛ばして頂いて結構です。

ウオームホイールの歯の形状(プロファイル)は斜めに切ったヘリカルプロファイルと、更にウオームに合わせて真ん中をくぼませているスタンダードプロファイルの2種類があるのですが、どちらが鉄道模型に向いているかという議論です。

これは用途によると思います。例えばギヤボックスなどウオームとウオームホイールのみの組み合わせでは、ウオームとの接触面積の多いスタンダードプロファイルのほうがギヤ効率は良いのですが、一方でギヤを何個も連動させて使う場合、例えば右ウオームに右ウオームホイール、次に左ウオームホイールと連続して使う場合には、ヘリカルプロファイルのほうが向いています。スタンダードプロファイルとヘリカルプロファイルのギヤでは噛み合わせが良くありません。

弊店のウオームホイールは、左右のギヤを組み合わせても使って頂けることを前提に、あえてヘリカルプロファイルを採用しております。

またスタンダードプロファイルはヘリカルプロファイルより高価なので使用しないのではないかとのご意見もありますが、必ずしもそうではありません。弊店のギヤは精密ギヤの専門工場で製造しておりますが、見積もりの段階ではスタンダードプロファイルもヘリカルプロファイルも同じでした。つまり専門工場は専用の工作機械、ホブ盤なども完備していて、それほど差はないようです。もちろんその設備がないところではスタンダードプロファイルは高くなると思います。

他にもモデラーの方や専門工場の意見も参考にして、試作を繰り返したうえで製造しておりますので、オリジナルのダルマヤさんのギヤよりも多少は使い勝手がいいのではないかと自負しております。全く同一のものをコピーして作っているわけではございませんので、「ダルマヤさんのギヤとは互換性あり」と、あえて同一ですとは謳っておりません。

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